内視鏡への思い
研修医の頃、消化器内科に女性医師は少なかったため、女性としての視点で検査を行い患者さまの不安を軽減できないかと学び始めました。
私自身も胃・大腸カメラを何度も受け、どの場面で苦痛が強いのかを自身で経験しながら、少しでも楽に検査を受けていただけるように努めております。
祖父がこの地で胃カメラを始め、父へ受け継ぎ長い間、胃カメラで皆さまの胃を見守り続けてきました。
この先も皆さまの胃腸を守り続けます。
当院の内視鏡へのこだわり
女性内視鏡専門医による
胃・大腸カメラ検査
女性内視鏡専門医である院長が、胃・大腸カメラを行っています。
女性ならではの細やかな配慮をしながら不安を取り除き、安心して検査いただけるように努めております。
患者さまに負担の少ない
検査方法
鎮静剤、鎮痛剤を希望される方や必要と思われる場合に適宜使用することによって、負担の少ない検査を行います。
通常通りの口からの胃カメラに加えて経鼻内視鏡(直径5.4mm)も行っています。
口のカメラより精度が落ちるのではないかと心配される方もいらっしゃいます。
当院では最新の機器を用い、従来の経口スコープと同じレベルの観察が可能です。
経鼻内視鏡は舌の根本に触れないため、咽頭反射を軽減し経口内視鏡より楽であるといわれています。
鼻が狭い方や副鼻腔炎をお持ちの方は、痛みを生じ苦痛を感じられることもあり、最適な方法をご提案します。
最新の機器を導入
オリンパス社の最上位内視鏡システム「EVIS X1」を導入しています。
NBI(Narrow Band Imaging)、TXI「Texture and Color Enhancement Imaging」、RDI「Red Dichromatic Imaging」、EDOF「Extended Depth of Field」というテクノロジーが詰まった機械です。
難しい言葉が並びますが、簡単に説明するとNBI→粘膜表面の血管やわずかな変化を強調します。
TXI→発見が難しい色調や構造を強調し、やや遠くからでも病変を見つけやすくします。
RDI→深部の血管がよく見えるため、出血部位の特定や止血処置が手早く行えます。
EDOF→広範囲にピントの合った画像を生成します。
これらにより正確な診断を行えるようになりました。早期の病変を見逃がさない機器で検査をうけることが大事です。
大腸カメラ検査は
お腹の張りを軽減
大腸カメラでは、お腹の張りを軽減する二酸化炭酸ガスを使用しております。
酸素より約200倍吸収の早い二酸化炭素ガスを使用することで検査中、検査後の腹部の張りを軽減します。
このような方は
検査をおすすめします
胃カメラ
- 胃健診の異常
- 胃が痛い
- げっぷがよくでる
- 口の中が苦い
- 胃酸があがってくる
- 食欲がない
- 体重減少
- 黒い便がでた
- 家族で胃癌の方がいる
- 咳が続く(咳が逆流性食道炎による症状のこともあります。状況に応じてカメラ検査をおすすめすることもあります。)
大腸カメラ
- 血便がでた
- 健診で便潜血陽性と言われた方
- 下痢や便秘が続く
- お腹が痛い
- 体重減少
- 便が細くなった
- 以前大腸ポリープをとったことがある
- 家族で大腸癌の方がいる
検査日・時間
胃カメラは絶食で来院いただき、検査枠が空いていれば、当日検査をすることが可能です。
まずは、お電話でお問い合わせの上、来院してください。
抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を内服されている方は、当日検査にて生検(細胞の検査)ができないこともあるため、別日をおすすめすることもあります。
大腸カメラは原則一度診察を受けていただき、予約をさせていただきます。
※当日、胃カメラ可能です。検査の空き状況、内服状況により翌日以降の検査となる場合もあります。